あなたにとってわたしも

金曜から日曜にかけて実家から家族が来ていた。金曜の夜、父と母と食事をする約束をしていて、丸ノ内のとんかつ屋さんを予約する。約束の時間になっても誰もこなくて待ちぼうけ・・・。あの時間にうるさい父が珍しいなあと思っていたら、とんかつ屋に現れたのは父ひとりだった。母は朝、家を出るときまでは元気だったようだが、東京に到着後発熱し、病院に行き、今はホテルで休んでいるとのこと。そういうことなら食事は中止にしたのに、と言ったら、母は自分のせいでせっかく予約した食事が流れるのが嫌だったからこれでいい、と言う。インフルではなかったそうなので、早く食べて顔だけ見にホテルに行くことにする。それから、先日母の健康診断で腸にポリープが見つかった、という話も聞いた。いつもよく食べるうちの父が、あまり食事がすすまないようなので、気が気じゃないんでしょう、とふざけていったら突然泣き出した。お父さんが泣くのを見たのは、中学生のときにお母さんが入院したとき以来で、あとにも先にもそれ1回きりだったから、本当にびっくりした。父は歳をとったから、と言い訳していたけど、言いようもない不安がこみあげる。そのあとはとりあえず普通にとんかつを食べ、父はしっかりデザートまで食べw、ホテルに戻り母に会う。病院でもらった薬が効いたようで、腹痛と熱は治まってだいぶ落ち着いた模様。少し話をして、帰宅。一緒にいたおっとのひとは、自覚症状があって病院に行ったわけではなく、健康診断で早い段階で見つかったんだし大丈夫だよ、という。わたしも大丈夫だよね、と口では言いながら、父と母と別れたあとは涙が出た。

翌日は母親学級のため、朝から病院へ。同じくらいの妊婦さんが集まって情報交換ができてすごくよかった。最近お腹出てきたけど、脂肪か子か正直ハッキリしなかったので、みんなお腹出てきたって話が聞けたの嬉しかったなあ!!まあでも半分以上脂肪って手応えもあるけど(^^)結構「子供がなかなかできなくて・・・」とか「親からのプレッシャーが・・・」等、どーなってるのバリの体験談も聞けてなかなか貴重。まあできてもできなくてもどっちでもいーし、親からもなんもいわれないですし、みたいなユルいやつはわたしくらいしかおらんかった(^^) うすうす気づいてたけど、わたしは幸せなのかもしれない。

午後は、母の体調が回復したというので、予約しておいた三鷹のジブリ行ってきた。ロータリーにバスターミナルという典型的な地方都市を見て、ガッツリ気が滅入る。田舎者は田舎が嫌いだ。予約制だというのに美術館はぎゅうぎゅうに混んでいて、あんまりじっくりは見られなかったけど、かわいらしい建物に展示物で雰囲気は満喫。帰りは中野で降りて、おいしい魚屋さんで刺身をたくさんかって帰宅。手巻き寿司をした。仕事でこれない予定だったマーちゃんも来られて、みんなで食事が出来たので良かった。この日は両親はうちに泊まり、マーちゃんとゆうちゃんはホテルに泊まった。

翌日は自宅近所のフレンチにどうしても行ってみたいという母の希望でそこへ。まあ遠くからわざわざ来るほどの店じゃないけど、近所の人が普段使いで食べる分には、安くてとてもおいしい、いいお店。いろいろ頼んでみんなで分けて食べた。自宅に帰って、おっとのひとが引き取ってきてくれた誕生日ケーキでお母さんの誕生日祝い。カーチャン案の定泣いてた。荷物になるからプレゼントは用意してなくて、好きなモノを買えるようにお金を渡した。おっとのひとには、いろいろ手配してもらったり、お金も用意してくれてすごい感謝している・・・本人にも言ったけど。誕生日祝いもおえて、マーちゃんとゆうちゃんは早い飛行機で帰るので、少しでも東京見学させたくて、六本木に連れて行った。時間がなかったので、ミッドタウンでさっと家具見て、東京タワーを横目にヒルズを通り抜けて、十番で前日めちゃいけでやってたコロッケ買って、あとたいやき買おうと思ったら40分待ちだったので、仕方ないから向かいのドーナツ屋でドーナツ買って、ふたりは急いで帰って行った。なんかただアチコチ連れ回しただけになっちゃったな・・・。しかもわたしはヒルズで盛大に転んで、余計な心配までかけてしまった・・・(-_-)申し訳ないことをした・・・。そのあと家に帰って、自宅で休んでいた父と母にも転んだことをおっとのひとに告げ口され、余計な心配をかける。 一応明日定期健診なので、結果わかったら連絡してって言われた。まあ大丈夫でしょう。おなかは打ってないし。帰る時にお母さんは泣いてた(いつものこと) わたしは転んだので、家で待ってるように言われる。おっとは駅まで送りに行った。あとで聞いたら、駅までずっと泣いてたらしいよ・・・。窓から見送るお母さんの姿がちっちゃくて、すごくせつなかった。親が元気なのは当たり前に思ってたけど、やっぱ親も歳とってきてるしなあ。いつまでも健康で元気でいてほしいと思う。

なんやかんやで親孝行できて良かった。誕生日祝いとかもそうだけど、わたしがこうして離れててもちゃんとしあわせに暮らしてるってことを見せてあげられて良かった。そりゃまあ心配事も不満もないわけないけどw、ざっくりまとめてすごくしあわせだってことをわかってもらえたんじゃないか。それをお父さんもお母さんもきっと喜んでくれてると思う。そうだよね?

おっとのひとが帰ってきて、いろいろ話しているうちに、なんかどうしようもなく悲しくなってわたしまで泣いてたんだけどw 前はお父さんやお母さんにいろいろ聞いてもらってたのに、今はこうしておっとのひとが聞いてくれるようになったんだなあと思った。ありがたい。わたしもおっとのひとにとってそういうひとにならないとだめだなあと思う。